格安スマホ(MVNO)の契約数でNo.1の楽天モバイルが、10月から第4のキャリア(MNO)としてサービスを開始します。
具体的な日程はまだ公開されていませんが、現時点で判明している最新情報をお知らせします。
今後、アップデートがあれば随時更新しますので、記事の内容が気に入ったら、ブックマークをお願いします。
楽天モバイルのMVNOとMNOの違いって?
MNOは、通信キャリアと呼ばれる基地局などの無線通信設備を保有している移動体通信事業者 のことで、現段階ではドコモ、au、ソフトバンクがMNO。
MVNOは、 MNOから無線通信インフラを借りて、音声通信やデータ通信のサービスを提供する事業者のことで、楽天モバイルは、10月にMVNOからMNOに移行する予定なんだ。
疑問①楽天モバイルは、いつから通信キャリア(MNO)としてスタートするの?
MNOとして新しいサービスがスタートする楽天モバイルですが、回線移行スケジュールはどうなっているのでしょうか?
2019年9月6日現在、楽天モバイル公式サイトでは、以下の発表がされています。
2019年10月から無料サポータープログラムをスタート
2019/9/6のニュースで、10月1日にテストサービスを開始されることが発表されました。
「楽天モバイル」は、世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブネットワークを提供します。お客様への安定したネットワーク品質の提供を担保し、お客様からサービスやネットワークへのご意見・ご要望をいただき、迅速に改善を行うため、まずは5,000名を対象に「無料サポータープログラム」を実施します。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0906_02.html
本プログラムは、2019年10月1日(火)より「楽天モバイル」ウェブサイトでの受付を開始し、2020年3月31日(火)まで提供いたします。なお、有料の正式なプランを2020年3月31日までに開始した場合には「無料サポータープログラム」自体は終了となりますが、同プログラムを継続利用いただく方には、プランの切替後も2020年3月31日まで、アンケート等のモニター調査にご協力いただく対価として、通信料金と同額程度のモニター報酬をお支払いいたします。
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2019/0906_02.html
また公式サイトによると、楽天モバイル(MVNO)の格安スマホを契約中の方については、
【新規お申し込みの方(2019年3月14日10:00以降にお申し込みいただいた方) 】
2019年10月以降、専用SIMカードを順次送付
【楽天モバイルをご利用中の方(2019年3月14日9:59までにお申し込みいただいた方)】
詳細は、改めてご案内いたします。
楽天モバイル「自社回線への移行について」 https://mobile.rakuten.co.jp/news/service_20190314/
となっています。
いずれにしても、今年の10月以降の対応になりそうですね。
10月のスタートって間に合うのかしら?
現在、首都圏や都市部を中心に急ピッチで基地局建設が進んでいて、すでにある楽天モバイルショップも今後全国で増えていく予定だよ
疑問②楽天モバイルの自社回線のエリアって繋がりやすいの?
第4のキャリアとなる楽天モバイルに興味がある方でも、一番の関心は「実際、電話やネットにちゃんと繋がるの?」ではないかと思います。
特に地方在住の方は、新規参入した頃のソフトバンクのように繋がらないイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?
楽天モバイルが割り当てられている周波数を元に、電波の繋がりやすさを大胆予想してみましょう!
- 1.7GHz帯(4G/LTE)
- 3.7GHz帯(5G)
- 28GHz帯 (5G)
楽天モバイルの周波数について考察
今後実用化される5Gの電波は除外するとして、LTE1.7GHz帯については、他社も利用しているため、周波数による差はあまりないと思われます。
ただ、楽天はプラチナバンドと呼ばれる800MHz前後の周波数帯を持っていないため、電波が入り込みにくい自宅やビル内での通話に関しては、苦戦する可能性があります。
ただ、携帯基地局の設置状況やフェムトセル(小型基地局)での屋内対策などでカバーできる可能性もあるので、実際にサービスインしてみないと分からないというのが正直なところです。
楽天モバイルが使える電波って1つしかないのね
5Gがスマホで利用されるのはまだしばらく先なので、当面は1.7GHz帯のみ。
でも、楽天には、それを補うための秘策があるんだ。
疑問③ライバル同士のはずの楽天モバイルとKDDIが提携って本当?
MNOとして移動体通信事業を開始する際に、避けて通れないのが、基地局建設です。
これまで楽天は、MVNOとして他社の無線通信設備を借りてきましたが、MNOとなるためには自前の通信ネットワークを構築する必要があります。
ただし、全国で数万規模の基地局を建設するためには 1兆円規模と言われる莫大な費用と数年単位の時間がかかります。
そこで、楽天モバイルは、費用と時間の問題を解決する秘策として、KDDIとタッグを組み、auの通信ネットワークをローミングすることで、10月開始時の全国でのサービス提供を可能としました。
KDDIの無線通信インフラを楽天が利用
- 2026年3月末まで、KDDIの通信ネットワークをローミング利用できる
- ローミングエリアは、東京23区、大阪市、名古屋市を除く全国エリア
楽天グループの金融サービス分野をKDDIが利用
- 楽天ペイの加盟店舗で、au PAYが使えるようになる
楽天の物流サービス分野をKDDIが利用
- 「au Wowma!」の物流が、楽天の物流ネットワークを利用することでさらに便利に
auで使っている周波数は?
auで現在使用している周波数に800MHz帯があるので、KDDIと提携したことで、間接的に障害物に強いプラチナバンドが使えるようになったよ
楽天モバイルやauが繋がりにくい場所なら、ドコモ回線のOCN モバイル ONEがおすすめ!
疑問④楽天モバイルに対応している端末はあるの?
自社回線以外にauの電波も使用する楽天モバイルでは、両方の周波数に対応した端末が発売される予定です。
現時点で、対応している機種は以下の通りとなります。
もし、自社回線に対応しない予定の機種を購入した場合でも、原則として交換用のSIMカードが送付されます。
引き続きMVNOで利用したい人は、SIM交換せずにそのまま使えば大丈夫です。
SHARP
- AQUOS zero SH-M10
- AQUOS R2 compact SH-M09
- AQUOS sense2 SH-M08
- AQUOS sense plus SH-M07
- AQUOS R compact SH-M06
- AQUOS sense lite SH-M05
HUAWEI
- HUAWEI P30 lite
- HUAWEI nova lite 3
OPPO
- Reno 10x Zoom
- AX7
- R17 Pro
- Find X
NEC
- Aterm MR05LN(ルーター)
楽天モバイルオリジナルの端末は出るのかしら?
通信キャリアの利点の一つは、自社開発の端末が使える点なので、楽天の各種サービスと連動したユニークなスマホや携帯端末が出ると面白いね
これからも楽天モバイル の動きに注目ね!
引き続きこのサイトで最新情報をアップしていくから見てね
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