耐久性や耐熱性、耐食性に優れ、モダンな雰囲気で人気のあるガルバリウムの外壁ですが、携帯やスマホにとっては大きな落とし穴になることがあります。
もし、あなたが新築やリフォームを検討中で、外壁や屋根にガルバリウム鋼板を採用しようか悩んでいるのなら、このページを最後まで読むことをおすすめします。ガルバリウムを使用することよって、家の中で携帯やスマホが繋がらなくなるかも知れません。
ガルバリウム鋼板ってなに?
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムが55%、亜鉛が43.4%、シリコンが1.6%入ったアルミ亜鉛合金のめっき鋼板だよ。耐食性、加工性、耐熱性、耐久性に優れ、住宅などの外壁や屋根に多く採用されている建材なんだ。
ガルバリウムによって、スマホにどんな電波障害が起きるの?
携帯やスマホで使用している電波は、金属に当たると反射するため、アルミや亜鉛が主な材質であるガルバリウムも電波を遮断してしまいます。ガルバリウムを外壁や屋根に使用すると、窓以外からは電波の入り口がなくなってしまうため、家が鎧を着た状態となり、携帯などに影響を及ぼしてしまいます。
携帯基地局から飛んで来た電波は、唯一の開口部である窓から屋内に入って来ますので、窓が小さかったり、窓に金属膜を使用したLow-Eガラスを採用すると、さらに電波の出入口がなくなってしまいます。
実際に携帯やスマホにどんな症状が出るのかみていきましょう。
- 携帯の通話への影響
- 発信ができない、着信ができない
- 通話中に相手の声が飛んだり、聞こえなかったりする
- 相手に自分の声が聞こえない
- 通話中に突然切断する
- アンテナ表示が極端に少なかったり、圏外になる
- スマホのデータ通信への影響
- インターネットに繋がらない(通信サービスエラーになる)
- ネットの速度が遅い
- メールやLINEメッセージが送れなかったり、届かない
※症状の出かたは、金属外壁だけでなくLow-Eガラスなど窓の材質にも左右されます。
Low-Eガラスってなに?
Low-Eガラスは、特殊な金属の膜を複層ガラスにコーティングしたもので、断熱、遮熱効果が高く、外から見ると色味がかっている窓ガラスのことだよ
ガルバリウム以外にも電波に影響を与える建材がある
ガルバリウム以外にも電波に影響を与える建物の造りがあります。基本的に金属やコンクリートといった材質ものは電波を遮蔽しますので使用には注意が必要です。携帯電話以外にも、テレビやラジオなど電波を使用する機器は同じように影響を受ける恐れがあります。
電波に影響が出るものは結構あるのね
基本的に電波は窓から家の中に入って来るので、窓ガラスを工夫することで影響を抑えることはできるよ
ガルバリウムを建物に使用する際に気を付けることは?
新居に引っ越した際に、電波で困らないためにはどうしたらいいのでしょうか?
建物の設計段階でできる予防策と、完成後にできる改善方法について説明します。
フェムトセルってなに?
フェムトセルは、自宅用の小型基地局のことで、屋内から携帯の電波が出るので音声通話の症状を改善することができるよ。キャリア携帯を持っている人なら無料で借りることができるよ。
家を建てる時は、電波のことも考えなきゃね
もし、家で携帯が繋がらない時は、こちらの改善方法も参考にしてね
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